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201707/25

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バリアフリー住宅改修工事の実例【CASE1】要介護1認定を受けた父のための住宅改修

年齢やケガ、病気で身体が不自由になった家族を自宅の転倒事故から守るためにはバリアフリー住宅改修工事が有効だ。
しかし、どこをどう改修すればよいのか、時間やお金はどれくらいかかるのか。
今シリーズではバリアフリー住宅改修工事の事例を紹介していく。

要介護1認定を受けた父のために自宅をバリアフリー改修

81歳の男性、山田さん(仮称)は自宅で脳梗塞により倒れ、救急車で病院に運ばれた。
山田さんは1週間ほどICUで治療した後に大きな手術を受け、治療とリハビリに3ヵ月を要することになった。
リハビリも順調に進み、日常生活の基本動作のほとんどを自力で行うことはできたものの「要介護1」認定を受けて自宅に戻ることになった。
今回は山田さんの娘が父に自宅で快適に過ごしてもらうために行ったバリアフリー改修工事を紹介する。

工事前の打ち合わせ

まずはケアマネジャーによるヒアリングと施工業者も交えた現地調査を行い、希望する工事の内容を伝えるところからリフォームはスタートする。
工事後償還払い制度で改修支援金を受け取るためにケアマネジャーに住宅改修の事前申請を依頼することも忘れてはならない。
この時、入院時の医師の診断書も確認していくことで最適な改修を行うことができるのだ。
今回ケアマネジャーに相談した結果、アプローチ、玄関、廊下、トイレ、浴室、庭の改修工事を行うことになった。

改修箇所その1:アプローチ

玄関のドアを開閉するときの転落防止にはアプローチの手すりが役立つ。
劣化しないよう、屋外用の手すりを設置することがポイントだ。
金属製の手すりだと夏は熱く冬は冷たくなってしまうので樹脂製の手すりを選択し、見た目の高級感にもこだわって金具はステンレス製にした。

施工前

施工後

改修箇所その2:玄関、廊下

続いて段差のある玄関もバリアフリーに改装する。
上がり框の段差を緩和し、上り下りしやすいように踏み台を設置することで家に入るときの負担を軽減した。
また、アプローチとの導線を意識して玄関から家へとつながる手すりはL字型のものを採用した。
この時、手すりの高さは理学療法士の指導により全て床から79cmにした。
これは腕を真っ直ぐ下ろした状態で、手首の位置なのだという。

施工前

施工後

改修箇所その3:トイレ

毎日使うトイレにも転倒予防が必要。
トイレにつながる廊下には横型手すり、トイレの横には縦型手すりを設置し、手すりを使ってトイレにたどり着いた後、手すりを握りながら扉を開けられるようにした。
この場合手すりの太さが重要で、廊下に設置した体を支えるための手すりは直径35mm、
縦型・L型手すりは握りやすい直径32mmにした。
さらに、トイレの中にもL型手すりと横型手すりを設置。
L型手すりは立ち座りの動作補助、横型手すりは姿勢維持に役立つからだ。

施工前

施工後

改修箇所その4:段差

さらに、部屋と部屋の間の敷居につまずいて転ばないように縦手すりを設置。
少し長めの手すりにしておくと、朝起き上がるときの補助手すりとしても有効だ。
山田さんは、毎朝手すりにつかまって起き上がっている。

施工後

改修箇所その5:浴室

浴槽の横側にはもともと手すりがあったが、出入り口横にもL型手すりを設置。
その際、浴室の裏側から壁に穴をあけ固定することで安定感のある手すりになった。

施工後

改修箇所その6:庭

最後に、デイサービス送迎者の乗り降りの時に吐き出し窓から出入りすることを考えて、庭と窓の段差に手すり付き踏台を設置した。

施工前

施工後

工事を振り返って

今回の工事はたった1日で完了できた。
ケアマネジャーに改修の事前申請を依頼した結果、自治体からの住宅改修補助金を受け取ることができたため、工事代も約18万円に抑えられた。
行政の補助を受けながら適切な業者に依頼することで短時間、低価格の工事が可能になったのだ。
手すりを固定する際には壁をくりぬいて手すりの下地部分を壁の内部に収め、最後にくりぬいた壁のクロスを張り替えているので見た目も綺麗なまま工事を終えることができた。

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