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202009/18

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アフターコロナ時代、施設から自宅介護に移す際のポイント

「介護の場所を施設から自宅へ移そうか…」
そのように考えている方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の拡大により高齢者施設でクラスターが発生したことなどの影響で、自宅介護の流れが加速しています。施設介護から自宅介護への変更を多くの人が検討している現状です。

たしかに、自宅介護は施設介護と比較して、費用面では大幅に有利です。しかし、その反面、考えなければいけないことも多くあります。特に重要なのは、高齢者の安全面への配慮でしょう。

そこでこの記事では、施設から自宅介護に移す際のポイントを、安全面を中心にご紹介します。

■新型コロナで自宅介護の流れが加速

新型コロナウイルス感染症の流行で、各地の高齢者施設でクラスターが発生し、多数の死者も出る事態となっています。高齢者はコロナ感染症が重症化しやすいため、流行が拡大する地域の高齢者施設では、入所者に帰宅をうながすケースもあります。

そもそも国は、高齢者人口がこれから増加していくと見込まれること、および介護施設や介護職員が不足していることから、自宅介護をこれまでも推進してきました。住まいや医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」を、2025年を目処に構築することを決定し、各市町村での取り組みが進んでいます。
ところが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、その流れは加速しています。施設から自宅へ介護の場を移すことを、多くの人が検討を始めています。

参考:マネーポストWEB『コロナで介護の潮流は「在宅介護」へ 費用は施設の半額以下に』

■施設と自宅介護の費用を比較

施設と自宅の介護を比較した場合、費用面では自宅介護が大幅に有利です。生命保険文化センター発行の『平成30年度 生命保険に関する全国実態調査』によれば、介護に要した費用の月額平均は、自宅介護が「4.6万円」であるのに対して、施設介護は「11.8万円」と倍以上になっています。ただし自宅介護では、手すりの取り付けや介護用ベッドの購入などの初期費用として、平均「69万円」がかかっています。
このように、費用面では自宅介護が大幅に有利なものの、自宅介護をするとなれば考慮しなければいけないことが多くあります。以下で、特に安全面を中心に、自宅介護のポイントを見ていきましょう。

参考:生命保険文化センター発行の『平成30年度 生命保険に関する全国実態調査』

■自宅介護のポイント1 介護リフォームを実施しよう

自宅介護を行う際に考えなければいけないことの一つが、高齢者が自宅で安全に過ごすための介護リフォームです。特に「手すりの取り付け」は、足腰の筋力の弱い方をサポートする大きなポイントとなってきます。ここでは、介護リフォームに必要な手すりの種類と、DIYでの取り付けについて見ていきましょう。

●手すりの種類

室内手すりには大きく分けて木製と樹脂製とがあります。

・木製手すりの特徴
木製の手すりは、室内に取り付けるものとして一般的です。玄関や廊下、階段などに使用します。長さを自由にカットできるため、必要な場所に必要な長さだけ取り付けることができます。見た目に美しいことも大きな特徴だといえるでしょう。

・樹脂製手すりの特徴
樹脂製の手すりはソフトな感触で握りやすいのが特徴です。握力が弱い高齢者でも握りやすいようディンプル(凹凸)が付いたものもあります。浴室や洗面室、トイレなどの水回りで使用します。

●DIYでの取り付けもおすすめ

「リフォーム」というと「業者に工事してもらうもの」と思う方も多いでしょう。しかし、手すりの取り付けに関してはDIYで行うこともできます。手すりを適切な長さに切り、ブラケット(支持金具)で壁に取り付けていくだけですので、決して難しいものではありません。業者に頼まない分、取り付け費用も安くすみます。

手すりやブラケットなどの材料は、ネット通販で購入するのがおすすめです。手すり材料は4mなどの長尺なので、DIY店で購入しても自家用車に積み込めないことがあるからです。

当サイトの運営をしており、住宅資材の専門業者であるマツ六株式会社の住宅建材アウトレットサイト「建材サルベージ」は、2,200円以上の購入で送料は無料です。試してみてはいかがでしょうか。
⇒ 建材サルベージを見てみる

また、マツ六株式会社の公式サイトでは、手すりなどをDIYで取り付ける際の施工マニュアルをオンラインで見られるようにもなっています。こちらも工事の際の参考にしてみてください。
⇒ 手すりの取り付けマニュアルを見てみる

参考:ハートステーション『はじめてでも失敗しない手すりの選び方』

 

 

■自宅介護のポイント2 リフォームには補助金の活用を!

手すりの取り付けなどの介護リフォームを行う際には、介護保険の補助金を利用できます。要支援または要介護の認定を受けていれば、支給限度基準額20万円のうち9割(18万円)までが支給されます(一定所得以上の場合は7-8割)。要介護の区分が重くなった場合(要介護度が3段階以上重くなった場合は1回に限り)、あるいは転居した場合には、再度20万円までの支給を受けることもできます。

支給に際しては、原則として事前の申請が必要です。地域のケアマネージャーさんに相談してみましょう。

 

 

■自宅介護のポイント3 フレイルに要注意

自宅介護をする際には「フレイル」に注意することが大切です。フレイルとは健康な状態から要介護状態にいたる前段階として位置づけられる状態です。身体的な問題だけではなく精神・心理的、および社会的な問題も抱えやすくなるといわれています。
特に最近では、新型コロナウイルス感染症の拡大で自宅に閉じこもりがちなため、フレイルのリスクは高まっているといわれます。高齢者に次のような傾向が現れた場合には、フレイルを疑う必要があるでしょう。

・食事をおいしく食べられなくなった
・すぐに疲れてしまい何をするのも億劫
・体重が以前より減ってきた

フレイルを予防するためには、食事の改善と身体運動、社会参加が重要とされています。

・食事の改善 …バランスの取れた食事を3食しっかり取り、口腔ケアにも気を配る
・身体運動 …ウォーキングやストレッチなどにより、今より10分多く体を動かす
・社会参加 …趣味やボランティアなどで外出し、自分に合った活動を見つける

参考:厚生労働省『食べて元気にフレイル予防』

 

 

■自宅介護のポイント4 転倒・転落事故に要注意

最近では、自宅に閉じこもりきりになり身体機能が低下して、高齢者の自宅での転倒・転落事故が増えています。製品評価技術基盤機構(NITE)によれば、2010年~2019年までの10年間で、高齢者が被害者となる屋内事故は790件、そのうち死亡事故が225件、重症事故が223件です。転倒・転落事故は、そのうち130件に上っているため、NITEが注意喚起しています。

転倒・転落事故は、椅子や踏み台、カーペットなどで発生しています。NITEでは、以下のような注意が必要としています。

 

・椅子は体格にあったものを選び、不安定な姿勢で座らない
・踏み台は、留め具がしっかりとかかった状態で使用する。また、体が天板の中央に来るようにして乗る
・カーペットなどは滑り止めのテープを使用するなどし、滑らないようにする
・屋内でもできるだけ立ったり歩いたりし、筋力やバランス能力の維持を心がける

参考:NITE『屋内で起こる高齢者の転倒・転落事故を防ぐ ~安全な製品選びのポイントと運動時の注意点~』

 

 

■まとめ

新型コロナウイルス感染症の拡大で流れが加速する自宅介護。施設での介護と比較して費用面では大幅に有利なものの、特に安全面について考えなければいけないことも多くあります。

そこでのポイントは、やはり自宅のリフォームです。DIYで手すりを取り付けるなどして高齢者の安全を図りましょう。介護リフォームの際には、介護保険の補助金が利用できます。そのほかに、フレイルや転倒・転落事故への注意も重要です。自宅介護の準備は、以上を押さえて進めましょう。

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