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201905/24

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手すりの設置事例から見る「手すりの果たす役割」

現在、介護保険の住宅改修費の支給を利用して、多くの方が“手すり”の設置を行っています。しかし手すりの設置によって「何が」「どのように」改善されるのかは、プロでなければなかなか予測しづらいものです。今回は、実際の手すり設置事例を参考に、生活における困りごとが、どのように改善されるのかを検証してみましょう。

会社名:斉藤建築
住所:豊田市保見町起間39
電話番号:0565-48-0568
創業年:平成7年
資格等:福祉住環境コーディネーター(2級)、増改築相談員
概要:
新築・リフォーム工事・介護保険の住宅改修(屋外・屋内の手すり工事等)
大工として建築に携わり、2007年頃から住宅改修工事を中心に行っております。
メッセージ:
福祉住環境コーディネーターと増改築相談員の資格を持っています。建築だけではなく医療、介護の知識も反映させて、住み慣れた我が家で自立生活を続けられるよう、身体状況に合わせた改修の提案や、将来的なアドバイスもいたします。
また、介護する側にも優しい住環境をご提案させていただき、責任を持って施工させていただきます。
実績:介護保険の住宅改修 年間約80件

 

住宅改修例①

——-設置を依頼したのはどのような方?
住宅改修の依頼者は80歳の女性です。脳梗塞を発症し左半身に麻痺が残り、移動はほぼ車椅子の方でした。

——-支える家族は?
ご主人と二人暮らしで、どちらも要支援1。

——-住宅改修の目的は?
トイレを改修し、家の中の段差をなくして、車椅子でも安心して暮らせるようにすること。また玄関も改修して、車椅子への移乗が安全にできるようにすることが目的でした。

——-手すりを設置した場所<トイレ>

——-状況
和式トイレではしゃがむことができない。またトイレ手前(小便器部分)に段差があり、扉が壁側から開く(左吊元)ためにスペースが狭い。
したがって車椅子が便器に近寄れず、移乗できないので困っておられました。

——-設置理由
便器を洋式に交換し、両側に手すりを設置することで、立ち座り動作が楽に行えるように改修。また、トイレ手前の小便器と壁を取り壊し、トイレ床を嵩上げし、敷居を撤去して段差を解消。
さらに扉の有効幅を広げ、右吊元に変更し、スペースを確保しました。その結果、車椅子で便器に近寄れるようになり、安全に移乗できる環境となりました。

また、玄関の段差が大きく、つかまる所がないので、昇降動作の際にバランスを崩し、転倒の危険がありました。
したがって踏み台と手すりを設置し、昇降動作の際にバランスを崩すことなく安全に移動できるように改修を行いました。

 

住宅改修例②

——-住宅改修を依頼したのはどのような方?
パーキンソン病、レビー小体型認知症の疑いがあると診断されていました。
下肢の衰えが著しく歩行にふらつきがあるため、何かにつかまらないと転倒の危険がある状態です。ADL全般に一部介助が必要でした。

——-支える家族は?
ご長男夫婦。

——-手すりを設置した場所<浴槽>

——-状況
足腰が弱まり、一人で家にいることも多い方でした。浴室につかまるところがないので、浴室や浴槽の出入り、浴槽内での立ち座りの際にバランスを崩し転倒の危険がありました。

——-設置理由
浴室に手すりを設置することでバランスを崩すことなく、安全に浴室や浴槽の出入り、浴槽内での立ち座りを行うことができるようにしました。
また、壁面と浴槽が離れていて、バランスを崩しやすいので、手すりを壁から持ち出して設置しました。

 

設置に際し、大切にされていることを教えてください。

トイレのドアは小さく、子壁がある場合があります。真っすぐ廊下に手すりがあるだけでは、ドアの開閉動作まで手すりにつかまれません。
写真のように、子壁部分に手すりをプラスすることでさらに安心になります。


建築のプロとして、やはり納まりは大切です。額縁より補強板(ベースプレート)が中に納まることで、後付け感がなくなり、ブラケットのピッチもビシッと揃うので、最初から家に手すりが付いていたようになります。

施工方法もお施主さんと相談しながら進めています。施工の手間が格段に増えますが、「介護が必要な人がいるおうちだからしょうがない」とならないほうがいいと思うんですよ。



手すりの取り付けには家族で意見が分かれる時もあります。その場合押し付けはダメですね。

L型でつけた方がいいと思っても、ご本人がちょこっとでいいとおっしゃる場合はおしつけない。どっちかで悩んだら、付けた場合のメリット・デメリットと、付けない場合のメリット・デメリットを説明して選んでもらうことを大切にしています。

例えば、玄関の上がり框に手すりがある場合、便利だけど年よりの家みたいだと言われる。だからちょこっとにしてくれと頼まれます。

ちょこっとの手すりで、いいものだとか、思ったよりかっこ悪くないねと思ってもらえるとよくて、若い世代と一緒に暮らしているとなおさらですね。
見た目に変じゃないと思ってもらえたら、後で「ここにも手すりを付けてくれ」と電話をいただきます。
そういう意味では「点手すり」はすごくいいですよ。こんなに握りやすいんだと思って。
ぜひおすすめしたい手すりのひとつですね。

 

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